法事について

概要概要

「一緒に供養する」参加型の法事

福応寺では僧侶とご参列者様が「一緒に供養する」ことを目指しています。
そのために、ご法事の意味を知っていただくための資料を配布したり法話をお話しさせていただいたり、お配りさせていただいている経本にて一緒に読経したりと、随所に工夫を取り入れ「参加型の法事」となるよう心がけています。

承っている法事一覧

  • 七日参り
  • 四十九日
  • 百ヶ日
  • 一周忌
  • 三回忌
  • 七回忌
  • 十三回忌
  • 十七回忌
  • 二十三回忌
  • 二十七回忌
  • 三十三回忌
  • 新盆内施餓鬼
  • 新盆寺施餓鬼
  • 祥月命日参り
  • 月参り

法事の流れ法事の流れ

1お寺に連絡

亡くなった方のお名前、ご命日、ご戒名(法名)、ご希望の日時をできれば2か月前までにお知らせください。

2お打ち合わせ

必要なもの、用意するものをお打ち合わせしましょう。

3お知らせ

日程が決まったら、有縁の方(家族・親戚・友人など)にお知らせしましょう。

4法事当日

当日開式30分前には当寺にご到着いただき、10分前に本堂内イス席にご着席ください。

5開式

住職がお迎えし、お支度の後、開式いたします。

お伝えしたいこと

  • 上記は本堂でのご法事の場合の流れです。近頃は冷暖房やイス席を完備した本堂でのご法事を希望される方が大勢いらっしゃいます。
  • 移動が難しい方などは、ご自宅や斎場、墓地霊園への出向も可能です。
  • 檀信徒の方以外でも、各種法要を承ります。まずはご相談ください。
  • 本堂に椅子が常備されていますので、足が悪い方や正座の苦手な方もご安心下さい。

お布施について

お布施は本来お経の代金ではなく「故人を思いやる気持ちの表れ」であります。
お気軽にお問合せ頂ければ、目安をお伝えさせて頂きます。経済的に負担にならない程度でご奉納下さい。

十三仏事について十三仏事について

十三仏のお話しと七日参りの意味

「輪廻転生(りんねてんしょう)」、「六道(ろくどう)」いう言葉をご存じですか。
諸説ありますが昔からの言い伝えで、お亡くなりになってから七七日間(四十九日/中陰)の間に生きていた世界での罪を裁かれて、六つの自己選択の鳥居(六道)へ導かれるそうです。この間故人は七日ごとに、生前の行いに対して閻魔大王をはじめとする十王からお裁きを受けるとされており、これを十王審判と言います。
転生を受ける時は六道(地獄道、餓鬼道、畜生道、修羅道、人道、天道)のどこへ行くかを決められるのだそうです。そこで、残された家族は、故人が極楽浄土に行けるように、このお裁きを受ける七日ごとに故人に善を送る、追善法要を営みます。これを忌日法要(きびほうよう)と言います。

また、一周忌、三回忌、七回忌、十三回忌などを年忌法要(ねんきほうよう)と言います。年忌法要は極楽浄土に行った故人がさらなる精進の道へと導くために営みます。人は死後、33回忌法要までの十三仏の導きにより魂を浄化する旅(修行)を経て極楽浄土に導かれ成仏をし、また生まれ変わってくると言われています。このとき故人を守ってくれるのが十三の守護仏です。一周忌、三回忌、七回忌、十三回忌、十七回忌、二十三回忌、二十七回忌とつづき、三十三回忌で長い修行の締めくくりとして、故人は菩薩(ぼさつ)の道に入り、「ご先祖さま=守護仏」となります。 仏教ではさらに、五十回忌、百回忌と続きますが、一般には三十三回忌をもって「弔い上げ」とし、法事の締めくくりとしています。

初七日

裁判官は泰広王、不動明王が死者の守護仏です。在家信者が守るべき五戒(殺生・偸盗・邪淫・妄語・飲酒)について調べられます。その後三途の川を渡ります。不動明王の?により現世への未練・悪業を切り払い身軽にしていただきます。

二七日

裁判官は初江王、釈迦如来が守護仏です。殺生(無益に生物の命を奪った罪)について裁かれます。初七日の審判の加減や衣領樹の枝のしなり具合がどうだったかも審理の対象となるそうです。
(※衣領樹・・・生前の罪の重さで衣類の重さが変わり、罪の重さで樹がしなだれる)
釈迦如来から仏となる教えを聴きます。

三七日

裁判官は宋帝王、文殊菩薩が守護仏です。不邪淫の罪について裁かれます。文殊菩薩より「智慧の明かり」の話を聴きます。

四七日

五官王が裁判官、普賢菩薩が守護仏です。娑婆にいた頃の言葉や行動が裁かれます。ここでは言葉や行動の悪を量る秤があり、拒否することもできず乗せられて、六道のどの来世にいくのか行く先が決まります。修行の見本と言われる普賢菩薩より「修行の在り方」を学びます。

五七日

閻魔大王が裁判官、地蔵菩薩が弁護人です。閻魔大王はどのような嘘でも見抜く鏡を持ち、生きていた頃の悪行を些細なものまで映し出し裁くと言われています。

六七日

変成王が裁判官、弁護人が弥勒菩薩です。四七日の裁判官の五官王や、五七日の裁判官の閻魔大王の報告によりさらに審議が続けられます。弥勒菩薩は霊魂に「覚りの未来」を話します。

七七日

泰山王が裁判官、守護仏が薬師如来です。六道に転生するための最後の審判です。泰山王は死者に対して六つの鳥居を指し、『自分でどの鳥居をくぐるか選択しなさい』と告げます。薬師如来の慈悲を以て自己選択の道を示します。薬師如来があの世へと橋渡しをして下さいます。

百ヶ日

あの世に渡った霊魂が百ヶ日に出会うのは観音様。死者が、現実世界への畏れや未練なく修行できるようお導きいただけます。

1周忌

勢至菩薩より三毒(貪・瞋・痴)を捨て、三悪道(地獄道・餓鬼道・畜生道)へ墜ちない決意を説かれます。

3回忌

阿弥陀如来の光明にいだかれて、死者の霊魂は「三悪道」へ戻ることのない修行をさらに積んでいきます。

7回忌

阿閃如来は霊魂にいかりのない理想世界を教えます。

13回忌

大日如来は「自性清浄心」を教えます。

17、23、27回忌

33回忌

旅路の最後に広大な宇宙そのものを人格化した仏さまである虚空菩薩と出会います。虚空菩薩の慈悲に包まれて長い修行を締めくくり菩薩の道に入り次に生まれ来たる時を待ちます。

追善供養とは

死者が七日ごとに裁かれているのを現世にいる者達が、「この人はそうではないのですよ、良いことをしていますよ。」「善行を積んでいますよ。」「私たちもご供養を一生懸命して応援していますよ」と、守護仏様と一体になって、減刑免罪をお願いする徳積みが追善供養です。
また本当のご供養とは、ただ法要をすればいいということではありません。
残された方が亡き方を想う気持ち、想い続ける気持ちが一番大切なことではないでしょうか。

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